Artist

君と僕の世界を、切ない疾走感と甘いメロディにのせて。

その若者っぽい佇まいからは想像も付かないくらい、真摯な音楽を奏でるバンド。 言葉は、時に甘くやさしく、時に寂しそうで、かつ本質をえぐる。 綺麗な発音で歌われる全英語詞の曲も、その日本にほのかなUKが香る美しいメロディのせいか、 「外国のバンドに…

僕が、NINをほかの同じような音を出すバンドより信頼できるのは、 格好良さよりも、弱さや憂いが前にでてくる、トレント・レズナーの声によるところが大きい。 どれだけ叫び声をあげたって、 どれだけギターにディストーションをかけたって、 それは単なる格…

ニューミュージッククリエイター。音の一粒一粒、重なる声、耳を撫でる余白。

レッド・ツェッペリンを目指して。法衣をまといロックの極北を修羅は行く。

熱きクールネス、そこで鳴った一瞬のロック。

京都出身ロックチーム。音楽性は変幻自在。哀愁は常に健在。

常に進化を自らに課す、孤高のバンド。世界の憂いをこの上なく美しく鳴らしていく。

僕の洋楽との出会いは、「KID A」だった。 思えば、今の音楽的趣向はその時点で決まったような気がする。 それほどの影響力を持った音だった。 三つの魔法のギターがこの上なく、立体的に絡み合う。 そこに乗る、憂いにまみれた、細く美しいトムのファルセッ…

クールなインテリロックチーム。ジュリアンの、冷めた視点のその先は。

エロくてクールなあのジャケットの1stで、いきなり名声を勝ち得たThe Strokes。 初めて聞いた印象は、「なんて気持ちのいい音なんだろう」、だった。そこには、僕がロックンロールと聞いて思い描く音、そのままがあった。 ジュリアンのしゃがれた色っぽい声…

冷たい冷たいアイスランドから降りてきた天使。世界で一番危険で、一番美しい音楽。

音楽って不思議だ。「ドレミファソラシド」の白鍵盤と、黒鍵盤しかないのに、もう何百年も人は曲を作り続けているのに、まだこんなに美しいフレーズを鳴らすバンドがいる。 ヴォーカルのジョンジーの天使のような声。ヴァイオリンの弦によって弾かれる、大地…

始まりであり道標。いつだって必死に、大切な「今」に手を伸ばしてる。

僕の音楽好きの原点。中学三年生のあの日に、僕が「jupiter」を買っていなかったら、僕はこんなに音楽が好きだっただろうか。 なんといっても、絶望のなかで、その隅っこの小さな光に必死に手を伸ばすような、歌詞。それはまるで鏡のように、時に僕自身を写…

それは、北欧からやってきた。ダンスとメロディの幸福な出会い。

ダンスミュージックをメロディアスにするということ。 簡単そうに見えて、これはなかなか難しい。 どうしても、リズムとメロディが喧嘩して、下世話になってしまいがちだ。 でも、彼らは違った。 メロディアスで、ダンサブルで、ほら、こんなにも透き通って…

何の変哲もない、ベッドルームテクノの革新者。

ただメロディが美しくて、ただリズムが気持ちよくて、ただ音が綺麗で、サンプリングヴォイスが魅惑的で…そんな、純粋に「いい曲」だけで、アルバムが出来ている。それだけのこと。 それだけのことなのに、今まで誰も成し得なかった…そういう革新。 マイブラ…